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ガラクトオリゴ糖 / 研究レポート

2026.02.24

研究レポート

4'-GLの資化性と摂取によるヒト腸内フローラ変化

  • #ヒト試験
  • #ビフィズス菌
  • #整腸作用
  • #短鎖脂肪酸
  • #腸内フローラ
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  • 4′-ガラクトシルラクトース (4′-GL) が腸内フローラに与える影響を評価しました。
  • in vitro試験において、4′-GLはビフィズス菌に対して高い選択的資化性を示しました。
  • 健常成人が4′-GL1日あたり8g20日間摂取したところ、ビフィズス菌の相対占有率が有意に増加し、糞便pHも有意に低下しました。

背景

ビフィズス菌 (Bifidobacterium属細菌) は加齢に伴い減少してしまいますが、ビフィズス菌そのものの摂取では腸内への定着が難しいことから、ビフィズス菌の腸内増殖因子としてオリゴ糖が研究されています。本研究では、Cryptococcus laurentiiがラクトースより生成する4′-ガラクトシルラクトース (4′-GL) に着目し、その資化性とヒトにおける効果を検証しました。

試験内容

まずin vitro試験では、ヒト腸内由来の代表菌101 (Bifidobacterium属、Lactobacillus属、Clostridium属など) を対象に、4′-GLを炭素源とした培養を行い、各菌の資化性を評価しました。
続いてヒト介入試験では、健常成人10名(2550歳)を対象に、4′-GL1日あたり8g20日間摂取させました。摂取前、摂取中10日目、摂取中20日目および摂取終了後20日目に糞便を採取し、腸内細菌叢の解析とpHを測定しました。

 

結果と考察

in vitro試験では、4′-GLB. adolescentis, B. bificum, B. breve, B. infantis, B. longumなどヒト由来Bifidobacterium属細菌によく利用された一方、Lactobacillus属細菌や有害菌とされるClostridium perfringensを含むClostridium属細菌にはほとんど資化されませんでした。
ヒト試験では、4′-GL摂取によりBifidobacterium属細菌数および相対占有率が著しく増加し、腸内の最優勢菌となりました(図1)。さらに摂取終了後は速やかに摂取前のレベルに戻りました。また、糞便pH6.5から6.0へと低下しました。これはBifidobacterium属細菌による乳酸・酢酸の産生が原因と考えられます。

図1 Bifidobacterium属細菌の相対占有率 [%]
*は摂取前(0日)と比較してp<0.01(引用文献 Table 3より再構成)


引用文献

大塚ら (1989) 4′ガラクトシルラクトースのヒトの腸内フローラに及ぼす影響. ビフィズス. 2: 143-149.
https://doi.org/10.11209/jim1987.2.143

※本内容は当社製品の効果効能をうたうものではありません。
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