2026.02.24
研究レポート
健常な日本人成人における歯垢蓄積に対するCI含有タブレットの効果
- #ヒト試験
- #口腔ケア
- #歯垢抑制

- 日本人成人男女がCI含有タブレットを1回1粒、1日3回朝昼夕食後に3日間摂取する無作為プラセボ対照二重盲検並行群間試験を実施しました。
- CIを含む食品素材であるCI-Dextran mix配合量は1日あたり60 mgまたは600 mgで、1日600 mgの摂取では、プラセボタブレット摂取群と比較してプラークインデックス(歯垢の付着具合)が有意に低下しました。
- 歯垢が蓄積しやすい者においては、1日あたり60 mgの摂取でもプラークインデックスが有意に低下しました。
- CI-Dextran mixを1日あたり60 mgまたは600 mgの摂取で歯垢形成が抑制されることが確認できました。
背景
CIが含まれるCI-Dextran mixを配合した食品は、GTF阻害作用を介してグルカン合成を妨げる他、歯垢中の菌体間結合力を脆弱化することで歯垢蓄積が低減することが期待されますが、未だその効果は検証されていません。そこで、本研究では健常な日本人成人男女を対象にCIが含まれるCI-Dextran mixを配合した食品の摂取による歯垢蓄積抑制作用を検証することとしました。
試験内容
本試験はランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験で実施しました。健常な日本人成人男女を対象に、CI-Dextran mixを含有させたタブレットあるいはCI-Dextran mix非含有タブレット(プラセボ群)を摂取させました。1日のCI-Dextran mix摂取量は60 mg(低用量群)または600 mg(高用量群)とし、摂取方法は1回1粒、1日3回、朝昼夕の食後に摂取、介入期間は3日間としました。主要アウトカムはプラークインデックスという歯垢の付着具合をスコアリング化した指標を用いました。
結果と考察
介入後のプラークインデックスは高用量群がプラセボ群よりも有意に低値を示し、歯垢が蓄積しやすい者と想定される者では低用量群および高用量群がプラセボ群よりも有意に低値を示しました。したがって、歯垢の蓄積が通常程度である者においてはCI-Dextran mixの1日600mgの摂取により、歯垢が蓄積しやすい者においてはCI-Dextran mixの1日60mgの摂取によって歯垢形成が抑制されることが確認されました。
| Date set | n | Mean | SD | 群間差 | P値 | |
| FAS (Full Analysis Set) |
プラセボ群 | 21 | 9.1 | 2.2 | – | – |
| 低用量群 | 22 | 7.8 | 2.5 | -1.3 | 0.091 | |
| 高用量群 | 11 | 6.7 | 3.0 | -2.4 | 0.013* | |
| FASかつ歯垢量の歯ごとの平均が1 mm超過サブグループ | プラセボ群 | 19 | 9.5 | 1.9 | – | – |
| 低用量群 | 21 | 8.0 | 2.4 | -1.5 | 0.048* | |
| 高用量群 | 11 | 6.7 | 3.0 | -2.8 | 0.003* | |
表1 介入試験におけるプラークインデックス
*はプラセボ群と比較してp<0.05(引用文献Table 3より再構成)
引用文献
Teshima et al. (2024) The effects of cyclodextran on plaque accumulation in healthy Japanese adults: A randomized, placebo-controlled, double-blind, parallel-group comparison study. Functional Foods in Health and Disease. 14(2): 143-156
https://doi.org/10.31989/ffhd.v14i2.1324
※本内容は当社製品の効果効能をうたうものではありません。
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